ただ、自然体でいるということ

弛緩するコミュニケーション

初めての彼女

一回り年上の女性と付き合うことになった。

自分にとって人生で初めて彼女というものができたことになる。

ずっと世間一般でいう「付き合う」という感覚がよくわからなかったが、お付き合いを始めてから二人の仲が変わったかというと、別段何も変わっていない。

 

 

強いて言うなら、僕と会うときは「彼女」の化粧が濃くなり、どこか女っぽくなり、少し積極的になった事くらいだろうか。

 

 

何度か露骨に誘われはしたが、自分の体調が最悪だったこともあり、まだ何も致していない。

 

女性側から誘うということがとても勇気のいる事なので、それを無下にしている事に対しては申し訳なく思っている。

 

女性は年を取ると積極的になるという話は本当なのかもしれない。

 

まだ致していない理由の一つに、相手をあまり「女性」として見れなかった、という点がある。

 

元々好きになったのは彼女の姉御肌な部分であり、僕が告白したのもそこに惹かれたからである。

彼氏を同時に何人も作っていた豪胆な人である。破れかぶれで告白した。その中の一人でもいいからと。

僕は彼女に振り回されるのを期待していたのだろう。

 

 

しかし、現実はそうはならなかった。

 

彼女は、今までいた彼氏を全員フッて、僕の告白を受け入れた。

そして僕の前に現れたのは、あまりにも純粋な「女の子」だった。

 

 姉御肌の豪胆な彼女が、恋愛の一つもしたことがないような女の子に突然変身しまったことに僕は辟易した。一回り年上の女性にそんな風に甘えて来られるのは正直言ってキツい。

 

性的な魅力があればまだ良かったのかもしれないが、それが乏しいのが残念なところである。

僕も結局、一匹のオスなのだな、と気付いて少し悲しくなった。

 

 

外見ではなく内面に惹かれて好きになったのに、その内面が崩れてしまった今、僕は彼女とどう向き合っていけばいいのか分からない。